章 1404

「義姉さんと僕があまりにも夢中になっていたせいで、梅子が寝室から出てきたことにまったく気付かなかった!」

そのとき、義姉さんの手は僕の急所を握っていた。ズボン越しではあったが。

彼女の声は雷のように響いた!

義姉さんの顔は一瞬で真っ青になり、慌てて手を離した。僕も動揺した!

参ったな、梅子に見られてしまうなんて!

しかし次の瞬間、梅子の目がうつろで、じっと見つめたまま生気がなく、表情も硬直していることに気づき、すぐに状況が飲み込めた。

急いで言った。「義姉さんにマッサージしてたんだよ!どうして出てきたの?」

「わ、わたし、トイレに!」

梅子の表情はとても無機質だった。

それから、彼女は身を翻し...