章 1348

梅子は彼に向かってまっすぐ歩いていった！

くそっ、偉哥がここまで来て彼女と会うなんて。

明らかに、梅子は事前に彼と約束していたんだ。さっきの電話は恐らく偉哥からで、到着を伝えたから、梅子はさっきから時間を気にしていたんだろう。

昨晩まで梅子が俺の腕の中にいたというのに、今日は偉哥と会うなんて、胸が苦しくなるな。

そりゃそうだ。俺と梅子がどれだけの間付き合ってきたっていうんだ？昨日の俺の振る舞いが良かったとしても、あまりにも短すぎる時間だ。だから、彼女と偉哥の関係に比べられるわけがない。

確かに、俺は前に偉哥をムカつかせたけど、明らかに二人はまだ別れるところまでは行ってないんだ。

偉哥は梅子が...