章 1347

「ああ、どうやって?」

「その艾(もぐさ)を取り出して、ナツメの種くらいの大きさに丸めて、針の尾に巻きつけてから火をつけるの。灰が落ちてマー姉さんを火傷させないように注意してね。一本の針につき三つのもぐさ団子で十分よ。まずは一つ試してみて」

「わかりました」梅子は早速準備を始めた。

「マー姉さん、熱すぎると感じたら言ってくださいね。たぶん大丈夫だと思いますが」

マー姉さんは鼻を鳴らした。

そして、梅子は最初のもぐさ団子に火をつけた。

部屋中に香ばしい匂いが漂い始めた。

「どうですか、マー姉さん、耐えられますか?」

「大丈夫よ、そこが熱くなってきたわ」

「梅子、自分も気をつけて...