章 1216

見ると、梅子からの電話だった。急いで出た。

「もしもし、金水?」

「ああ、梅子だね」

「金水、さっき秦姉さんから電話があったの。彼女があなたに会って、前のことをちゃんと確認したって」

「そうだよ、秦姉さんが家に呼んでくれて、事情を説明したんだ」

「うん、秦姉さんが全部話してくれたわ。あなたを誤解しないようにって」

「大丈夫、話せてよかったよ」

「でも、あの義姉さんの妹さんがあなたをそんなに敵視してるなんて、これから一緒に生活するのどうするの?」

「心配ないよ。義姉さんが言うには、彼女は月曜から金曜まで学校の寮に住んでて、帰ってこないんだ。週末の二日間だけ戻ってくるだけさ。俺たちは午後から夜まで...