章 1209

「あなたは度胸があるってことでいいでしょ?みんなが怖がらなければ、あなたも嫁入り先に困らないのに!考えてもみなさいよ、あなたの手はあれだけたくさんの死体に触れてきたんだから、誰だって背筋が凍るわ。あなたが私の目が見えるふりをしてるって知らなかったら、マッサージなんてしてあげなかったわよ!」私は思ったことをそのまま口にした。「そうじゃなかったら、あなたは梅子とも知り合わなかったし、彼女に約束なんてしなかったはず。あなたに会ったせいで、私は八代の不運に見舞われたわ!」

こう言い切ると、心がずっとすっきりした気分になった。

彼女が怒り出すかと思ったのに。

「おやおや、小さな盲目くん、随分と悔し...