章 1163

「それから、義姉さんも私と梅子にそれぞれ紅包をくれたんだ」

実は、彼女はすでに五万元を出して宴会の費用に充てていた。

事前に、両親が私たちと相談していて、今回の宴会費用は全て我が汪家が負担し、すべての祝儀の中から一万元を梅子の家に渡すことになっていた。

農村での宴会では、お祝い金はそれほど多くなく、普通は一家族で百元程度、親しい間柄でも二、三百元だ。

ただ、宴会の費用もそれほど高くないので、一回の宴会でだいたい収支はとんとんになる。

父は嬉しくて、兄の時よりも格式高く準備したから、赤字になるのは目に見えていた。

紅包は全て梅子が持っていた。

私たちは先に約束していて、これらの紅包...