章 1161

「梅子は今日、本当に綺麗だね!」

真っ赤な花嫁衣装が、彼女を一層輝かせている。

「慰めているわけじゃないわ。金水、もっと自分に自信を持って!前にも言ったけど、私は外見で人を判断しないの。私が好きなのは、向上心があって、真面目に頑張る、正義感のある男性よ。あなたが見えないからって卑屈になることないわ。正直言えば、たとえ今あなたが見えたとしても、それだけで好きになるわけじゃないわよ!男性の容姿なんて本当に重要じゃない、大事なのは能力なの!」

「あ、ああ!」私は頷いた。

彼女の言葉を全て信じることもできないし、かといって信じないわけにもいかない。

何より、あのウェイ兄さんのことが心に引っかかっている...