章 1151

「でも本当にあなたから離れられないの。あなたたちは兄さんの命を救ってくれた、恩を忘れて背くなんてできないわ。こんなに寛大なあなたたち、余計に離れられないの。金水、本当なの。二年後、あなたを好きになったとしても、私は行かないわ」彼女はすすり泣きながら言った。

「梅子、安心してここに残ればいい。これからは、僕も余計なことは考えないよ。仕事に集中して、お互いうまくやっていこう」僕は彼女の背中をさすりながら慰めた。

実際、僕の心は乱れていた。

梅子に手を出すつもりはもうないけど、本当に一緒に寝ることになったら、義姉さんとはもう望みがなさそうだ。

以前、義姉さんを覗き見たことについては罪悪感があ...