章 1130

両親を起こさないように、私は足音を忍ばせながら居間を通り抜け、そっと寝室のドアを押し開けた。

ドアが開くと、目の前の光景に私は息を飲んだ。

梅子は服を着ておらず、横になりながら片手でいくつかのツボを押さえていた。目を閉じ、とても気持ち良さそうな表情をしている。

ドアを開けて入った私に、彼女はまったく気づいていなかった!

もちろん、テレビはまだついていた。

私の胸に密かな喜びが湧き上がった。

どうやら私の「教え」が効果を発揮したようだな!

本来なら誰に教わらなくても自然とできるはずの行為が、私の刺激によって、彼女もコツを掴んだのだろうか?

あの馴染みのある匂いが鼻をついた!

私の中で一度は消えか...