章 1054

最後、秦姉さんは満足げな表情で帰っていった。

僕も洗面所で思い切りやってすっきりした。

義姉が戻ってきたとき、わざと秦姉さんが偽物を見つけたことを伝えた。

すると、義姉は恥ずかしさのあまり顔を真っ赤にしてしまった!

おそらくCの刺激を受けたのか、寝る前にまた一度互いに触れ合い、そのまま僕は義姉を抱きしめたまま眠りについた。

義姉は自分の部屋に戻るよう言ったけど、僕がごねていると、しかたなく諦めてそのままにしてくれた。

秦姉さんの言葉が思い浮かんだ。

義姉に睡眠薬を飲ませて、それから——でも、そんなことをしたら、張大龍と何が違うというのだろう?

義姉はここまで僕を甘やかしてくれている。そんな卑劣...