章 1021

「義姉さんが寝室に入っていった。

数分後、彼女は『三点セット』姿で出てきた。

驚いたことに、彼女の手にはあの偽物が!偽物が!

兄が亡くなってから、義姉さんとは一緒に寝ていないけれど、彼女は悲しみのあまり、そういう欲望もなくなっていたはずだ。

でも、今は——頭を巡らせてみた。もしかして、さっき劉麗麗と郭亮がリビングでアレをしていると話したことで、彼女が刺激を受けたのか?

義姉さんは洗面所に入った。

「ザーザー」という水音以外、何も聞こえなくなった。

でも、この水音に隠れて、義姉さんが何をしているか想像できる!

まあ、彼女のために嬉しくもある。欲望が戻ってきたということは、それほど悲しんでいないと...