章 1007

「明らかに、羅春花はこの件が流れてしまうことを納得していなかった。

でも私は本当に彼女と騒ぎ立てる気分じゃなかった。大事がなければ、母さんは泣いたりしないはずだから。

「聞いたけど、何も言わなかった。ただ急いで帰るように言われただけ。義姉さん、また今度にしましょうよ!」

「そう、分かったわ。まずは家に戻って様子を見てきなさい。私は町に行くわ」

「はぁ、本当に憂鬱だよ。この前は蛇が出てきて、今日は家で何かあって。」私も諦めきれなかったが、仕方ない。母があんなに泣いていたんだから。

「大丈夫よ、また今度約束しましょう。やる気があれば何でもできるわ」羅春花は口元を引き締めて微笑んだ。

「じゃあ、先に...