章 2362

劉名揚は赤い顔で笑い、頭を掻いた。

劉名揚が関連資料を提供したこと、さらに彼が省全体の学習模範だったことから、担当者はすんなりと名義変更の手続きを行ってくれた。

もともとそれは彼と程萌萌の間の財産であり、二人のどちらが管理しても同じことだ。ただ左手から右手に移しただけのことだった。

劉名揚は潘雪と共に手続きを終え、そのまま黒雲製衣へ向かった。彼が入り口に着くとすぐに、董成が十数名の仲間を連れてやって来た。

劉名揚と董成は一緒に守衛所へ向かった。

前回、劉名揚と董成を追い返した警備員は、目を細めて二人を睨みつけ、軽蔑した口調で言った。「おいおい、あんたたち二人はまだ面の皮があるのか?前回オレに追...