章 2221

董成は頷いて、部屋を出て行った。

程萌萌は青白い顔をした裴佳媛を見て、慰めの言葉をかけた。「姉さん、この六つの解毒薬があれば、しばらくの間は持ちこたえられるわ。その時間を利用して、本物の解毒薬を探す方法を考えればいいんだから」

裴佳媛は首を横に振った。「萌萌、覚えてる?赵雅思が言ってたわ。毒が最初に発作を起こす時間は一週間だったのに、この解毒薬を飲み続けると、発作の間隔がどんどん短くなっていくって。だから私、疑ってるの。あの解毒薬には解毒成分だけじゃなくて、毒素も含まれてるんじゃないかって。一時的に発作を抑えられても、体内の毒素濃度がさらに高まる...これじゃ、まさに毒を飲んで渇きを癒すよ...