章 21

こんな下劣な女だ。

劉名揚の胸は痛みで押し潰されそうだった。裴佳媛は優しい女性だと思っていたのに、まさか誰とでも寝る尻軽女だったとは。

彼は必死に自分を慰めようとした。裴佳媛がどんな人間で、自分とどんな関係なのか、考えたところで何になるというのか。

そう思うと、劉名揚は歯を食いしばり、階下へ向かおうと身を翻した。

その時だった。部屋から裴佳媛の悲痛な悲鳴が聞こえてきた。「お酒を飲むだけって言ったじゃない、触らないで、触らないでよ……」

「ふふ、お酒?俺はお前の下の酒が飲みたいんだよ……」男はそう言いながら、下卑た笑い声を漏らした。

「やめて、助けて、誰か助けてぇ、うっ……」裴佳媛の切羽詰まった...