章 2069

「もう遅いし、山の中は危険もあるから、今日はこれで引き上げて、明日また探しに来ることにしましょう」

劉名揚は頷いて、王大中たちと一緒に山を下り始めた。

劉名揚は王大中に尋ねた。「大中兄さん、この間、村に怪しい人物は来ていませんでしたか?」

王大中は首を振った。「あの時、俺たちが一緒にあの覆面の男たちをやっつけてからは、ほとんど怪しい人間が山に上がってくるのを見かけていないよ」

王大中は言い終わると、猟師たちの方を向いて尋ねた。「お前たちは、村に入ってきたり、山に登ったりする怪しい人間を見なかったか?」

彼らは皆、首を振った。

劉名揚の眉はぎゅっと寄せられた。

一行は山を下り、王の奥さんが皆を迎...