章 1867

程萌萌はしばらく躊躇った末、ようやくベッドから這い起き、手を伸ばして携帯を取ろうとした。しかしそんな単純な動作一つでさえ、彼女はベッドから転がり落ちてしまった。

幸いなことに、最終的に携帯を掴むことができ、苦労しながら金海潮に電話をかけた。

電話はたった一回鳴っただけですぐに繋がり、すぐに金海潮の嬉しそうな声が響いた。「もしもし、萌萌、まだ寝てなかったの?」

「海潮、わ、私、病気になっちゃった」一言話しただけで、程萌萌は激しく咳き込み始めた。

「病気?ひどいの?」金海潮は驚いて叫んだ。

「息が、息ができないくらい、つらい」程萌萌は苦しそうに言った。

「萌萌、今ちょうど君の家の前にいるんだ。ドア...