章 1802

そう思い至ると、劉名揚はそっと足音を忍ばせながらトイレのドアまで歩み寄った。軽くドアを押してみると、なんとそのまま開いてしまった。

劉名揚の心臓が一気に激しく鼓動し始めた。

これは明らかに自分のために開けておいてくれたドアではないか!

劉名揚はさっと身をひるがえしてトイレに入った。

ちょうどその時、裴佳媛が立ち上がったところで、パンティーはまだ上げていない状態だった。そのため劉名揚は、花が咲き誇る花園のような光景を目にしてしまった。

劉名揚は一瞬にして全身が熱くなるのを感じた。「姉さん」と言いながら、裴佳媛に飛びかかろうとした。

「劉名揚、何しに入ってきたの?最近どうしてこんなに厚...