章 1639

どれくらい眠っていたのか分からないまま、劉名揚はうつらうつらとしている間に、誰かが自分の隣に横になったのを感じた。最初は気にも留めなかったが、小さな手が自分をぎゅっと抱きしめてきた瞬間、彼は一気に目を覚ました。

振り向いて見ると、彼の目は一瞬にして丸く見開かれた。

袁巧巧だった。

しかも袁巧巧は一糸まとわぬ姿だった。

劉名揚は袁巧巧の下半身まではっきりと見てしまった。

この数日間、程萌萌に触れることを許されず、劉名揚はずっと欲求不満だった。

さっき袁巧巧のその姿を目にした時、邪な炎が下腹部からむくむくと湧き上がってきた。

袁巧巧を押し倒して、思いきり征服してやろうという考えが頭をよぎらなか...