章 1568

「方祥は一瞬固まってしまった。

常徳国は方祥を見つめながら続けた。「老方よ、君も分かっているだろう。ウィリアムは私に清水ディズニーランドの総支配人をやってほしいと言っている。こんな小さな利益のために、その地位を諦めると思うかい?古い友人よ、帰ってくれ。私が株を君に売ることは絶対にない」

方祥は魂を抜かれたように常徳国の家を後にした。

彼が出て行くやいなや、常徳国は電話を取って発信した。「もしもし、会長、常徳国です。先ほど方祥が訪ねてきて、私の持っている五パーセントの株を彼に売るよう持ちかけてきました」

ウィリアムは冷笑した。「ふん、やはり今回も方祥の仕業だったか。私に対抗するつもりらしいな。常...