章 1372

「名扬お兄さん、他の人への株はあなたの判断に同意するけど、私への株は要りません。年俸二百万でもう十分すぎるくらいなのに、株なんて何に使うの?あなたは私の兄さんで、陽光製衣も私の家。もうたくさん与えてくれてるから、絶対に株は受け取れません」

潘雪の言葉を聞いて、劉名扬は微笑みながら言った。

「潘雪、正直に言うと、陽光製衣はお前がいなければ、今のような発展はなかったかもしれない。お前が会社のために払った犠牲は、俺よりずっと大きい。十パーセントの株でさえ少ないと思うくらいだ。

でも、俺もお前を妹のように思ってるから、そこまで細かく計算せずに十パーセントにした。それに、株を渡すのは社員たちの目にお前...