章 1359

彼は黙って地面から立ち上がり、入口へと背を向けて歩き始めた。

その体はよろめき続け、何度も壁にぶつかっていた。

肖純の悲しそうな様子を見て、程萌萌は何か言おうとしたが、ため息をついて結局何も言わなかった。

彼女にはわかっていた。肖純は自分に深い愛情を抱いているけれど、自分は劉名楊のことを忘れられない。心の中で肖純を受け入れることなど到底できない。それならば、早めに別れた方が、後になって肖純にさらに大きな傷を与えずに済むだろう。

肖純は魂を失ったように病院を後にし、広々とした道路をよろよろと前へ進んでいった。

彼はこれまでずっと、自分は天の寵児だと思っていた。背が高くハンサムで、海外の名門大学...