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「考えがあるんだけど、あなたに相談してみたかったの」

「何?」

「その時が来たら、私たちは安全室に座っているつもりはないってお互い分かってるけど、屋根や木の上から射撃するのはどうかな?あの時のローグを倒した時みたいに」

「うん、それは効果的かもね。彼らも予想しないだろうし、匂いも簡単には嗅ぎ取られないしね」

「そう、それに弓術クラスの優秀な子たちも巻き込めるわ。彼らもパックの負担になるんじゃなくて、貢献できると感じられるはずよ」

「それは彼らの自信にもなるね」

私はうなずく。

「明日、パックの敷地を偵察して、彼らを配置できる場所の地図を作る必要があるわ。それと、もう一つ思いついたんだけど、来る...