117話

ケスカ:私は顔を真っ赤にして、髪の毛で隠そうと下を向いた。「ああ、美しいね。自分のものをいくらでも堪能していいんだよ」と彼は私に言う。彼が私の顔を持ち上げて、目を合わせる。もう赤面することなんて不可能なはずなのに、さらに顔が熱くなるのを感じる。彼が顔を近づけてくるのを見ていると、また私にキスするの?彼の唇が私の唇に触れ、私は目を閉じて他の感覚に身を委ねる。彼の舌が下唇をなぞるのを感じ、彼の舌を迎え入れるために口を開く。彼の腕が私を抱きしめ、その場に固定するのを感じる。私の手は彼の胸板に触れ、彼にしがみつきたいような気持ちになるけど、傷つけたくない。床に立ったままでは彼の肩に手が届かない。彼は腕...