第62話

プレスリー先生、トラマドールの処方箋が必要です。病院ではなく自力で断薬したい患者がいるんです。—タミー

タミーはプレスリー医師が多くの質問をしなかったことに安堵していた。彼はおそらく誰のことを話しているのか分かっていたのだろう。クリニックを出るとき、彼女はいつか医師に話したはずの「背中の痙攣」のためのトラマドール処方箋を手に入れていた。

彼女は携帯電話からプレスリー医師の自宅に電話をかけていた。外に出て車の中で電話をしたほどだ。彼らは治療計画、禁断症状への対処法、サポート体制について話し合った。彼女は看護学の教授にも仮説的な質問を投げかけた。ありがたいことに、経験豊かな年配の看護師は詳...