第165話

マジで?私がついにあなたの結婚式をやることになるの? – トリグ

トリグは鼻をすすり、涙をぬぐってから咳払いをした。「いいか、このちびども、俺たちは強くて意地悪で毛深い元ワンパーセンターのバイカーだ。俺は泣いてなんかいない。そう言いたい奴はドムと話し合えばいい」

彼はパッチとデュースを見て、手で追い払うような仕草をした。「お前たちクソ野郎とは終わりだ。どこか他の場所に行け。だがお前、車椅子野郎」彼はウェアウルフを指差した。「お前は近くにいろ」

二人の兄弟は花嫁たち一人一人の頬にキスをして、それからローリー家の残りの人たちと一緒に座った。ウェアウルフは車椅子をロックして、前列の空いてい...