第133章：数あるうちの最初のもの

エリー

「それで……どう思う？」着替え終わり、ようやくバスルームから出た私が尋ねた。

隅のソファに、ぞくっとするほど魅力的に腰かけている彼は、黙ったまま、その視線を私の体の上に這わせた。

「な、何？ やりすぎだと思う？」白いドレス、特に左の太ももの付け根近くまで入ったスリットのせいでまだ不安だった私は、重ねて訊いた。

「こっちへ来い」彼はただそう言った。

「何のために？」私は少し躊躇いながら近づく前に問い返した。

彼の下心を見越して、安全な距離で立ち止まった。

「怖いのか？」悪戯っぽい笑みを浮かべて彼がからかう。「もっと近くへ」

「どう思うか教えてくれないなら、もう行きましょ。...