451話

ハーブは決して負ける取引はしなかったので、グリフォンがギャンブルの賭け金を変えたいなら、何か交換条件を提示する必要があった。

「変更したいなら構わないよ。同意する。ただし、競争中は君の牝狼が俺のバイクの後ろに座ることだ」

ハーブは後部座席を手で叩いたが、グリフォンを見る目は挑発的だった。

「ハーブ、調子に乗るな!」

グリフォンは拳を握りしめ、手の甲に血管が浮き出て、まるでハーブに駆け寄って数発殴りたいかのようだった。

「じゃあ変更しない!」

とにかく、ハーブはくじ引きに勝ったので、彼らは彼の提案に従わなければならなかった。

タヤは、ハーブが勝っても負けても、ただグリフォンを苦しめたいだけだと分...