418話

「ありがとう、ステラ修道女」名刺にはステラの名前が記されていて、エルシーはすぐにそれを使って反撃した。「プレストン、行きましょう」そう言うと、エルシーはプレストンの腕を取り、穏やかな表情に戻してハーパーとステラを見た。「ごめんなさい、私たちはアイリッシュタウンに行くの。また今度お二人とお話しましょう」

「あ、それと…」彼女はライチェローズの花束を掲げ、ハーパーに向かって微笑みながら振った。「ハーパーさん、花をくれてありがとう」

彼女がこう言ったとき、まるで「プレストンをくれてありがとう」と言わんばかりに眉を上げた。彼女は嬉しそうにプレストンと歩き去ったが、彼が振り返ると、ずっと黙っていたハ...