415話

祭壇の上で聖書を持った司祭は、番の儀式のスピーチを終え、新たに結ばれた二人に尋ねた。「グリフォン・ナイト、あなたはタヤ・パーマーを正式な彼女の狼として、今日より、良きにつけ悪しきにつけ、豊かな時も貧しい時も、病める時も健やかなる時も、死が二人を分かつまで、共にいることを誓いますか?」グリフォンはずっとタヤに視線を固定したまま、その言葉を聞いた時、彼の目に決意の表情が浮かんだ。「はい、誓います」磁性を帯びた、寛容さの混じった声が城全体に響き渡った。

牧師は微笑み、タヤを見た。「タヤ・パーマー、あなたはグリフォン・ナイトを正式なつがいの狼として、今日より、良きにつけ悪しきにつけ、豊かな時も貧しい...