15話

グリフォンはゆっくりと、意図的にグラスを置いた。

彼の爪が今にも出そうで、指がグラスを強く握りしめていたため、プレストンはその圧力でグラスが千切れになってしまうのではないかと心配した。

グリフォンはプレストンを見た。「どう思う?」

プレストンは話を進めることにした。「あなたは彼女のことを少し好きなんじゃないですか?そうでなければ、彼女がローマンと寝たと聞いてそんなに怒るはずがないでしょう?」

グリフォンは唸るように言った。「自分の乱れた性生活を誇示するのは下品だ。それもベータとだ。だから彼女に相応の場所を教えてやろうと思った。それが愛だというのか?」ああ、そういうことか。

ターヤはT...