第407話

私は男たちを挑発するのが大好きです。彼らがすでに抱いている以上に私を欲情させるために。かつては性行為が嫌いで、吐き気を催すと感じていた時期もありました。触れられることで常に汚れた気分になっていました。でももうそんなことはありません。私の男たちと一緒にいると、愛され、求められていると感じます。それは単に肉体の結合だけでなく、心と魂の結合でもあるのです。

「『ご主人様』と呼ぶのが好きですか?」

獣を挑発し続けるべきではないのでしょうが、ルーベンが自制心を失うのが大好きです。彼が私を犯すことだけを考えている時が。

「ピクニック」と彼は唸ります。

彼はそれを私に言っているのか、それとも独り言な...