第200話

涙が目に溢れる中、アンセルはその甲で私の頬を撫で、唇を重ねたまま私を慰めてくれる。彼は唇を引き離すとルーベンに向き直って言った。「お前がリーダーかもしれないが、お前の悪魔はここで一番強いわけじゃない」

これまで感じたことのないような力がアンセルから波紋のように広がり、私は恐怖を覚えた。彼はどんな悪魔を宿しているのだろう?

ジャスパーの呼吸が荒くなる。「その通りだ」彼は私をより速く、より激しく突き上げる。「俺の悪魔が」彼は私を自分のものの上に叩きつけ、そのピアスが私の内壁を擦り、快感で泣き声を上げさせる。「一番強いんだ」震えが私の肌を走り、私はジャスパーと一体になるように溶けていくような感覚...