第197話

彼の膝に座ると、彼は右腕で私を抱き寄せ、首筋に口づけをする。ジャスパーはアンセルの隣の椅子に移動した。アルマを無視して、ジャスパーとアンセルは交互に私にキスをしながら、手で私の体を愛撫する。一方の手が私の脚の間に滑り込み、アンセルが私の唇を奪い、ジャスパーが首筋を噛んだり吸ったりしている間に、指が入口を探る。

指が私の中に入り、ゆっくりとしたテンポで動き始める。みんなが私を見ているように感じて、目をきつく閉じると、すべての感覚がさらに鮮明になる。

「見られるのが好きなんだな」とアンセルが囁く。

「違うわ」と私は否定する。正直言えば、人に見られようが見られまいが気にしない。最初は誰かの前で...