救出された--多分

「ブリー

私は、父に寝る前に何度も何度も読んでもらった、あの下手な挿絵の童話に出てくる海賊のような格好をした二人の見知らぬ人を追いかけながら、一体何を見つけることになるのか分からない。

ソーヤーは彼らの...キャンプまで私を運ぶと申し出てくれたけど、もちろん断った。今思えば、受け入れるべきだったかもしれない。私の足は擦り傷と打撲で点々としていて、存在すら知らなかった場所が痛むけど、彼らはローガンの世話で手いっぱいだから。

彼らはローガンを引きずっている。他に選択肢がないのは分かる。ローガンは大柄な男で、彼のアルファより数インチ背が高いソーヤーよりも大きく、アレックスだって決して小柄な男で...