第255話

アイザック

四日前…

キャシアンが向かい側の火の傍でしゃがみ込み、かかとでバランスを取っている。彼のペンが膝の上のメモ帳を走り回っている。彼は一旦止まり、小声で呪いながら、ページを引きちぎって丸め、火の中に投げ込む。

「一体何を言えばいいんだ?」彼は独り言を言い、喉の奥で低く唸りながら、ページに一つだけ印をつけてから、固い地面に腰を下ろす。

苔に覆われた木々が、その枝はとっくに枯れ、私たちを取り囲んでいる。私たちの背後には、ムーンまで広がる何マイルもの開けた平原がある。ここに到着するまで何日もかかった。

数十のキャンプが森の縁に灯りをともしている。狼たちが三、四匹の群れで行き来し、人間...