第22話

イスラ

「踊りませんか?」王は私に尋ねた。

私は彼の魅惑的な目から差し出された手へと視線を移し、最初に思ったのは自分の不器用な足のことだった。

故郷にいた頃、学校のダンスパーティーで取るに足らない男の子たちと踊っていた時でさえ、私はその場で一番優雅さに欠ける人間だった。

彼は王様で、長年にわたって様々な美しく優雅な女性たちと踊ってきたに違いない。

私は自分を恥ずかしめるだけだ!

だから私は「いいえ」と言った。

彼の表情がわずかに崩れるのを見て、深く息を吸い込み、説明する言葉があればと思った。

「私、あの...踊り方を知らないんです」と私はどもった。

「ああ」と彼は私に向かって笑みを浮かべ...