第20話

イスラ

日々はゆっくりと過ぎ、数日間、マドックス王の姿を全く見かけなかった。彼が私の存在を忘れてしまったのではないかと思い始めている。彼が城に客人がいる—あるいは私は囚人なのか—部屋で座って衰えていくのを、彼が気づくまでどれくらいかかるのだろう。

もちろん、ポピーはよく食事を持ってきて、私に付き添ってくれる。時には一人きりになることもある。本と窓がある。庭を外から眺めるのが好きだ。時々、庭師が外で働いて、植物を美しく手入れしている姿が見える。

退屈だと思う人もいるかもしれないし、ある程度はその通りだが、常に働かなくてもいいというのは素晴らしいことだ。

でも、家族が本当に恋しい。彼ら...