第170話

ローレルはバジルがすぐに来るとは思っていなかったので、ドアが閉まった時、ニミューが自分でお茶を入れて彼女に微笑みかけてくれたことに感謝した。

「あなたはかつて別の人だった」とニミューは言った。「月が白い狼を私たちのもとに戻してくれたことを嬉しく思うわ」

ローレルは瞬きをして彼女の向かいに座った。「あなたは…イーデンとはだいぶ違うのね」

ニミューはくすりと笑った。「イーデンと私は異なる才能を持っているの…彼は私たちが元素系ウィッカンと呼ぶものよ。稲妻、火、派手な力の見せ方、多くの人が本物の魔法と関連付けるようなものね。私は霊的な魔道士よ」

ローレルは瞬きをして自分でお茶を入れた。「それは...