第147話

ジョンの普段は冷静な目に驚きが走ったが、すぐに彼は長い腕をロシェルの細い腰に回し、情熱的に彼女のキスに応えた。

ロシェルは抵抗せず、むしろ熱心に応じた。彼女の指は彼の髪に絡み、そして彼の敏感な場所と知っている首の後ろへと移動した。

予想通り、彼の息遣いが荒くなるのを感じた。彼の手は彼女の背中を這い、彼女をより強く抱きしめた。

ジョンの体温が上がり、欲望が高まるにつれ、ロシェルは誘惑的な目を開き、赤い唇を彼の耳元に寄せた。彼女の声はかすれ、欲望を帯びながらもはっきりと告げた。

「あなたが望むものを一生手に入れられないでいてほしいわ」

これが彼の先ほどの質問に対する彼女の答えだった。

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