第7話

ロマニー

翻日が明けて早朝、目が覚めると顔が腫れ上がり、まるで金魚のようになっていた。ナイトスタンドの上の携帯電話は電源が切れていたが、正直なところ、今朝この疲れ切った目に飛び込んでくるかもしれないメッセージ—あるいはその欠如—を考えると、あの忌々しい物に息を吹き返す準備はまだできていなかった。ベッドから飛び起きてスーツケースをあさった後、目の腫れを引かせるために2時間もシャワーを浴びた。終わると、ダメージ加工のブルージーンのショートパンツと、胸が美味しそうに見える肩を出したふんわりとしたブラウスを身に着けた。「かなり可愛い」だって、冗談じゃない。髪をブラシで梳かし、広がるカールの波にポリッ...