第19話

ロマニー

ベッドが私の隣で沈むのを感じた。顔は反対側の壁に向けていたので、ちらっと見ることができなかった。誰かがため息をついたような気がしたが、確信はできなかった。まだ完全に目覚めていなかったので、様子を見ることにした。

案の定、誰かが私の後ろでベッドの上で動き、その体重でベッド全体を揺らした。彼らが何を意図しているのかわからなかったが、何であれ良いことではないだろう。すぐに、その人が私の背中に近づいてくるのを感じ、その人の体から放射される熱を自分の体に感じた。*くそっ。*次に何が起こるか、私は身構えた。

大きな温かい手が私の足の外側を覆い、ゆっくりと着実に腰の上へと撫で上げた。私...