第19話

〜ヴァイオレット〜

「あっ!」ヴァイオレットは鋭い叫び声を上げた。痛みが体中に走る。

「くそっ、すごく締まってる」デイモンが唸った。

ヴァイオレットは殴ったり蹴ったりしたかったが、両手は頭上にしっかりと押さえつけられ、太ももは彼の膝で無理やり開かされていた。彼女にできることといえば、ただそこに横たわり、デイモンが全力で自分を押し込んでくるのを受け入れることだけだった。ヴァイオレットは自分の肌が引き裂かれているような気がした。刺すような痛みが体中に響き渡り、涙が頬を伝った。

「リラックスしないと、自分を傷つけることになるぞ」デイモンが命じた。

ヴァイオレットは自分の筋肉が緊...