第280話

体中が痛かったけど、それは心地よい痛みだった。私は微笑み、一日中ベッドで過ごしたいと思ったが、それは無理だとわかっていた。

起き上がって、昨日引き起こした騒動の後も女王が私を嫌っていないことを願うしかなかった。ベッドで体を伸ばし、アンドリューに抱きつこうと手を伸ばした。

ベッドの中へさらに手を伸ばすと、顔に広がる笑みを感じた。

現実に気づき始めると、私の顔から笑顔が消えていった。彼はベッドにいなかった。

目を開けると案の定、彼は部屋にいなかった。部屋は空っぽで、私以外の誰かがいた形跡もなかった。

「アンドリュー?」と呼びかけたが、返ってきたのは沈黙だけ。頭の奥に不安が湧き上がった。

「アンドリ...