第17話

カスピアンにとって、遺族たちに知らせることは胸が張り裂けるような思いだった。彼らの涙は彼の心に刃を突き立てるようだったが、自分は強くあり続け、彼らが頼れる存在でなければならないと知っていた。王として、自分の民の必要を自分のものより優先させるのが義務だった。すべての喪失を彼は心に刻んだ。

一人また一人と、彼は亡くなった戦士たちの家族と話をした。辛抱強く、彼らの涙が和らぐのを待ってから去った。戦士たちの命の喪失は彼の心に深く突き刺さった。

最後の家を出る時、彼の足取りは重かった。彼は決意を込めて息を吐くと、真っ直ぐに地下牢へ向かった。

空気は湿っぽく、下に幽閉されている者たちの恐怖の匂いがし...