第12話

その日の残りは平穏に過ぎた。昼食後、彼らは外交と戦術の授業を受けた。

アレクシアは宮殿の図書館で他の人から離れて静かな時間を見つけた。彼女は本棚の間に隠れるように置かれた、傍らにテーブルのある読書用の椅子を見つけた。彼女はそこに体を丸め、隣には湯気の立つコーヒーカップとスナックを置いた。

彼女はコーヒーを一口飲み、スナックをつまみながら、本の世界に逃避していた。どれくらいそこにいたのか分からなかったとき、ある匂いが彼女の鼻に漂ってきた。彼女が本から顔を上げると、そこには本棚にもたれかかるキャスピアンがいた。

彼女の心臓は加速した。彼女が言えたのはただ「何?」だけだった。

「夕食に来なか...