第54話

ジェイソン視点

くそっ。

なぜ彼女は俺にこんなに大きな力を持っているんだ?俺は心の中で呻き、彼女の唇に優しいキスをした。

彼女は小さく息を呑み、それに反応して俺のものがピクリと動いた。「ジェイソン、人が見てるわよ」と彼女は繰り返したが、彼女も俺と同じくらい欲しがっていることは分かっていた。誰が見ているかなんて俺はどうでもよかったが、彼女にとっては大事なことだから、尊重しなければならない。俺は身を引き、深呼吸した。

キスだけで爆発しそうだった。

「お腹が空いてるって言ってなかったか?」俺は緊張をほぐそうと尋ねた。

彼女はためらい、少し呆然としていたが、最後に答えた。「ええ、観覧車から戻...