第51話

ジェイソン視点

この世では色んなタイプの女と寝てきたが……ダリアのような女とはこれまで一度も寝たことがなかった。彼女はあまりにも完璧だった。昨夜、あのショートパンツ姿で僕の部屋に入ってきたとき、何も言わなかったけれど、何かを企んでいるんだろうと思った。

彼女の胸が息をするたびに上下する様子、僕を見つめる眼差し、話し方、視線が僕の胸に落ちたときに少し開く唇。彼女が僕を欲しているのは明らかだった…ただ彼女にそれを言ってほしかっただけだ!

ルーティンに集中して彼女のことを頭から追い出そうとしたが、どれだけ努力しても侵入してくる思考が僕を飲み込みそうになった。結局ワークアウトを諦めて、彼女が見て...