第40話

アルタイア

私は目を覚ますとあくびをし、まだ痛む体を慎重に伸ばした。何度も床にキスしたせいで顔が痛く、眉毛はかなり痒くて、引っ張られるような感覚がまだ残っていた。起き上がってダミアーノが寝ていた場所を見ると、そこは空っぽだった。あの人は一体どうやって人間でいられるんだろう?ほとんど睡眠を取っていないのに。

ベッドの端に座り、足をついて歩けないので、どうやってバスルームに行こうか考えた。片足でジャンプしようかとも思ったけど、それでは体がもっと痛むだけだろうから、最後の選択肢しか残っていなかった。

這うこと。

そうして私は床に四つん這いになり、足を上げたままバスルームに向かった。部...