第17話

ダミアーノ

両方向からさらに二台の車が近づいてきて、銃撃を続け、私たちは地面に伏せたままでいるしかなかった。私はこういう状況のために車の下に置いてあった機関銃に手を伸ばした。俺たちを追って発砲するなんて、こいつらは死にたいのか、それとも単なるバカなのか。

奴らには勝ち目がない、そしてそれを教えてやるつもりだ。

隣の車を見ると、ロレンゾも同じように車の下の機関銃に手を伸ばしていた。彼が私を見たので、私は頷いた。彼は何をすべきか分かっていた。

「ジョバニ、アントニオは右側。ドム、ルカは左側だ。俺の合図で」私は部下たちに命令した。彼らは頷いて合図を待った。私は車の前に移動し、ロレンゾ...